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スイーピング認定会

カストーディアルのメインの業務といえば、やはりスイーピングである。
スイーピングは、経験と努力の積み重ねによって上達し、技を習得していく。中には「名人」や「神」と呼ばれるようなキャストもいる。しかし、それはキャストの中で秘かにささやかれるだけであって、公のものではなかった。
しかし、キャストたちの技術と技を公に評価される仕組みができたのだ。それが「スイーピング認定会」である。
認定会では、スイーピングの速さ、技、姿勢、正確さのほか、仕事の段取りなどが審査の対象となる。審査の対象となるため、技にもきちんとした定義?ができたようである。(定義されていない技はやっちゃいけないということかな)
設定されたシチュエーションで、決められた状況の中でスイーピングを行う。ふだんは、完璧なスイーパーでも、タイムウォッチを片手にじっくりと審査員に見られる状況に、本来の力を発揮できずに終わる人もいる。一方で、明確な審査基準があるわけではないため、キャストの中には疑問に思う人もいるようだ。

認定の結果、入門、初段、二段、三段とランク付けされる。
資格によって、カストーディアルアートをやってもよい、という証明ももらえるという(カストはみんな、やってよいというわけではないのだ)。また技がオンステージでできるかどうか、という資格にもなるという。
さらにその上には「師範」の資格があり、かなり難関な試験となっているため、キャストの中でも一番上級の資格者が受ける試験となっているようだ。

……さて、この「スイーピング認定会」だが、カストーディアルキャスト全員が賛同している制度ではないようだ。
同じカスト仲間から一目置かれているような「名人」「神」などと呼ばれている人で、この認定会で認定を受けている人は多いが、上級の資格を持っている人はそれほど多くない。資格がないとできないことがあるため、認定会に出るけれども、スイーパーの仕事は「資格ではない」という、職人気質の人が多いのだ。たしかに、決められた現在の審査基準で計られるものではないし、それができたから、プロのスイーパーだ、ともいえないはずだ。

一方で、「超ベテラン」ではない人にとっては、スイーピング認定会」のように、はっきりとした基準で認められるというのは、よいことなのだろう。

もしパーク内でモップや落ち葉で絵を描いているカストーディアルキャストがいたら、「何段ですか?」と聞いてあげたら、きっとそのキャストも喜ぶのではないだろうか。

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