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カストーディアルの一日

前々から書こうと思っていたのが「カストーディアルの一日」だった。
しかし、私はオープニング作業に開園前の1~2時間、クロージング作業に閉園後1時間をかけていた頃しか知らないので、どうしようかと、躊躇していたのだ(ずいぶん昔ってことだな)

そうしたら、なんとオフィシャルサイトにカストーディアルの一日が公開されたのだ。びっくりするのは、コスチュームカウンターやコンビニ、オフィス、食堂などの画像が掲載されていることだ。
オフィシャルでそれをやっていいのであれば……と一瞬邪心も芽生えたが、ここは落ち着いて、サイトに書かれていることについて解説する形としたい。というか、リアルな一日を対比しながら書く……書ける範囲で。

7:15 職場に到着

『コスチュームカウンター(コスチュームの受取り、返却、交換をする場所)で、自分にあったサイズのコスチュームをさがし、借用の手続きを済ませます。更衣室で着替えをした後、職場と職場を結ぶキャスト専用バスに乗って配属先まで移動。配属先に到着後、勤務時間までまだ時間があるので、ブレイクエリア(休憩場所)で朝食をとります』

8:30出勤のわりには、ずいぶん早い時間の到着だ。朝はとくにぎりぎりの人が多いような気がする。バスに乗らないで歩いていくこともできる、場所もあるから、かならずしもバスに乗るとは限らない。
そもそも、サイズに合ったコスチューム探しって、前はサイズを口頭で担当のキャストに言ってもらっていたけれど、今はセルフサービスなのね。

8:30 朝礼

『朝礼は、上司から本日の天気、注意や心構え、アトラクションの運営状況や商品情報などが伝達されます。勤務中にゲストへの対応で困らないよう、きちんとメモします』

朝礼の画像はオフィスの中のようだった。私の時はオープン前だったので、外……オンステージで、開園中はバックステージのやはり外だったが、変わったのか。
昔、某大手新聞社が朝礼を取材したいといって断っていたはずだが、いいのか……ってまあ、たいした内容ではないか。
あとは体操とか、ゲストにかける言葉の基本なんかを復唱したり……しないのかなぁ。
ああ、この朝礼でけっこう極秘情報とかも伝達されますな。

8:45 パーク内へ出発準備

『パーク内へ行く前に身だしなみを整えます。髪は乱れていないか、ネクタイの角度や、コスチュームの乱れがないかを確認。次にパーク内に持っていく道具のチェックをします。自分の身長にあった長さのダストパン(ちりとり)とトイブルーム(ほうき)を選び、その他、清掃作業に必要な道具やガイドマップの補充なども忘れずに行います』

オープン前にはあんまり気にしないような。でも、昔とタイミングが違うのか。
それはともかく、道具は選ぶ。ダストパンとトイブルームの長さはとても重要だ。あとは新品よりもある程度使い込まれているほうが使いやすい。
カストーディアルの基本は道具選びですな。

8:50 開園前作業

『開園前も、トラッシュカン(ごみ箱)、水飲み場、ベンチなどの清掃を行います。このとき表側だけでなく、普段目につきにくい裏側もしっかりチェックします!これはパークが開業した日のように、安全で清潔な状態で開園するためなんです。私たちが目指しているのは、「赤ちゃんがハイハイしても安全な」パークを保つことです』

開園前作業(オープニング作業)は昔、1~2時間かけて、じっくりとやっていた。新人の頃は開園までに割り当てられたエリアが終わらず「できませーん」とトレーナーに泣きついた記憶が。
「赤ちゃんがハイハイしても安全な」は厳密にいうと夜間の地面清掃の話ですが、全体的な目標ということで。

9:00 開園

『自分が担当するエリア内のスイーピング作業を行いながら、喫煙所、レストラン、トラッシュカン(ごみ箱)、水飲み場、ベンチなどのチェックポイントを回って清掃します。また、「歩くインフォメーション」とも言われるカストーディアルにとって、道案内や写真撮影などのゲスト対応も大切なお仕事です。ゲストの素敵な思い出が作れるようお手伝いします。笑顔を忘れずゲスト対応をしながら、スピーディーな一連の清掃作業ができるようになるまで、1~2ヶ月の時間がかかりました』

1~2ヶ月の時間もかかったら、いけませんな。平日型で3週間、土日型で1か月でしょうな。勤務時間数によっても違うけれど。だいたい、それくらいで配属されているランド(ポート)すべてのエリアを担当し、仕事にも慣れる期間でもある。

11:30 食事のための休憩時間(30分)

『キャスト・カフェテリア(食堂)で昼食をとります。ここは定食のほかに副菜やデザートなども充実しています。今日は好物のカレーライスを選びました。食事時間中は、キャスト仲間と一緒に食事をしながら、仕事の情報交換をしたり、休日に一緒に遊ぶ予定を立てたりします』

これはもうバックステージの話なので、解説なし……というわけにもいかないか。
「スイーピング作業」を担当しているキャストは交替で食事休憩をとるため、仲間と一緒に食事というのは、なかなか難しい。レストルームやゴミ回収担当のキャストとか、違う仕事の人とだったら一緒になるが、その人たちは時間帯がわりと固まっているので、合わなければ一人で食事ということも多い。それに、食堂までの移動込みで30分なので、それほどゆったりとはしていられないのだ。

12:00 パーク内に戻り、業務再開

『ゲストへの対応で困ることのないよう、アトラクションの運営状況などパーク内の最新情報を、仲間同士で常に共有しています。引き続き、レストランや喫煙所などのチェックポイントを定期的に清掃してまわり、パーク内の清潔を保ちます』

一人で受け持つエリアをふらふらするわけですが、他の人とエリアが重なっていたり、あるいはフリーの人もいるので、そういった人と立ち話などをしながら情報交換することもしばしば。仕事以外のこともあるけれど、あんまり長時間の立ち話はやめましょう。

14:00   休憩時間(15分)

『解説なし』

休憩時間は労働基準法に基づいて決まっているので、このモデルだと7時間15分拘束の45分休憩で、6時間30分勤務となります。勤務時間が8時間を超すと1時間休憩で、15分、30分、15分ということになります。
通常は「ブレイクエリア」という休憩場所で過ごすことになる。

15:45   業務終了

『解説なし』

最後は自分で使った掃除道具を洗い、終礼を行い、終了となる。

16:00 着替え・帰り支度

『コスチュームカウンターで着用したコスチュームを交換します。外での清掃作業でコスチュームが汚れてしまうことも多いので、毎日交換して清潔な状態を保つようにしています。更衣室にはシャワールームも完備され、タオルの貸出もあるので、汗を流してさっぱりとして帰れます』

職種によって、目安となるコスチュームの交換時期は違うが、カストーディアルは毎日が基本。といっても毎日交換するのは「白い部分」。コートなどはもっと長いスパンでの交換となる。
このあと、土日型の場合は、よく仲間と食事や飲みに行く、あるいは夕方からパークの中へ遊びに行く、ということをするのである。

……と、一日を見てきたが、昔も今もあまり変わっていないことがよくわかった。
ただ、ここで記されているのは、あくまでも一日の流れであり、毎日交換しないといけないほどコスチュームが汚れる理由だとか、帰りにシャワーを浴びたい気持ちなどはわからない。
これから「カストーディアルやってみたいな」と思っている人は、この一日の流れだけで判断しないほうがよい。

でも、オフィシャルサイトでこれだけバックステージのことや、キャストとして演じている部分以外のことを掲載しているのは驚いた。いろんなことが、少しずつ変わってきているのか。

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