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消えない刻印

カストーディアルをしたことがある人間には刻印がついている。それは動作とか、ものの考え方とか、そういう漠然としたものではなく、物理的な刻印である。

この画像を見て欲しい。
Myhand

これは、現在の私の右手。
親指と人差し指の間が膨れ上がっているのがわかるだろうか。
これは、筋肉なのだ。左手も、右手ほどではないが、同じような盛り上がりがある。
カストーディアルを経験した人……あまり短い期間ではこうならないが、ある程度働いていた人は、この部分の筋肉が異様に発達して、このように盛り上がっているはずだ。
もちろん、ふつうの人は、こんな状態ではない。
(現役、元カストーディアルの方は一般の人と比べて確かめてみましょう。一般の方も自分の手を見てみましょう)

なぜ、こんな状態になるかというと、原因はスイーピングだ。トイブルームとダストパンを使いつづけた結果、ふつうではつかないはずの筋肉がついてしまったのだ。

そして、一度ついたこの筋肉は死ぬまで落ちることはない。これが、カストーディアルの刻印なのだ。
(太って、盛り上がりが見えなくなれば別だろうが)

もう一つは日焼けの跡。
これは、元々色白だった人にいえることで、そうでない人は、それほどではないかもしれない。
とくに手の部分。半そでだったときの二の腕のあたりと、その先の手で、皮膚の色が変わっている。日焼けの跡が完全に落ちないのだ。
一方で、もともと焼けていないところは白いままなので、肌の色に格差が生じる。じっと見ないとわからない程度だが、これもきっと、一生落ちることはないカストーディアルの刻印だろう。

……肌の色はともかく、自分の手にある、この不思議な盛り上がりを見るたび、自分は東京ディズニーランドでカストーディアルとして、スイーパーとして存在していたことがあるのだと思い起こさせる。

これがツライ刻印じゃなくてよかった。もし、ツライ思い出だったとしても、一生付き合わないといけないからだ。私にとって思い起こされるものは、楽しかった、よかった思い出だけなのだ……今となっては。

私はこれから先も、カストーディアルだった人間として、ずっと生きていくのでしょう。そして、同じようにカストーディアルだったことがある人たちも。

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