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スイーピングマジッククラス

カストーディアルの技が見られなくなって久しい、といわれる。しかし、それを憂い、どうにかしなければならないと考える現役キャストもたくさんいるのだ。
それは現場のキャストだけでなく、一部の社員も同じように思っている。(カストは掃除がメインなのだから、目立つな、という社員も多いが)

その現れの一つとして、今年のはじめ頃、東京ディズニーシーのカストーディアルでは、一つの動きがあった。

「ゲストからかっこいいと言われたい! 私、魔法が使えるのよと言いたい! 君も参加しよう!」

そんな合い言葉のもと、一つの教室が開講された。

「スイーピングマジッククラス」

そう、カストーディアルの「魔法」を復活させるための教室だった。
トレーニングではなく、あくまでも自主的な教室であった。……もちろん、運営会社というか、カストーディアル部で主催しているのだが、強制ではない。だいたい土日に開催されたらしいが、あらかじめ申し込んだ参加者は、仕事終了後にバックステージで行なわれた教室に参加した。
基本的にはプロ級のスイーパーが参加者に技を教えるというスタイルだった。
第一回目のテーマは、「歩きながらスイーピングができるようになる」
正しいトイブルームとダストパンの持ち方など、初心者向けのものだったという。っていうか、そんなこと、トレーニングで習わないのか?……。

それはともかく、それから、この教室で基本的なスイーピングから、いろいろな技を講師役のキャストが見せてくれたそうだ。それだけでも、けっこう楽しいと思うのだが、ベテランキャストのスイーピングを新人キャストが間近で見られて、やり方などを教えてもらえる機会があるというのは、本当によいことだ。
本来は、エリアの中で仕事中、さりげなく技などを教えてもらいながら、新人が成長していくような形がよいのだが、昔のようにキャストが多くなく、ベテランキャストと一緒に仕事をする機会が少ない今、こういった教室の存在は貴重だろう。

こんな教室が公に開催されるということは、何を示すのか。運営会社がカストーディアルが「技」を使うことを、公に認めたということになるのだ。
もちろん、トイブルームをとばしたり、ごみをキャスト同志でとばしあったりするような技はオンステージでは認められないだろうが、「踊るように」といわれた、東京ディズニーランドのカストーディアルの技……動きが公式に認められたのだ。
踊るようにスイーピングしていた、パーク開園以来のキャストちのほとんどは引退しているが、その人たちによって技を教えられた人の一部はまだ、東京ディズニーリゾートの中に存在している。

会社が認めれば、技を伝承された人によって、もっとおおっぴらに、後輩キャストたちに技を伝えていくことができる。
そして、オンステージで堂々と技を披露することができるのだ。

スイーピングマジッククラスが現在も開講されているかどうかはわからない。少なくとも、ディズニーランドのキャストに対しては開講されていないようだ。

たとえ、一時的なものだとしても、この教室によって、多くのカストーディアルに、昔の技……カストの心意気でもいい……その一部でも、伝われば、まだまだカストーディアルはいける。永遠に完成しないテーマパークの一翼を担えるはずだ。

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