サイトのご案内

「カストーディアルの話」は、「すいーぱーのホームページ」というサイトの一部のコーナーです。
そのため、ここの更新はかなり不定期ですし、最近はサイト自体の更新も「たまに」となっています。

頻繁にこちらを訪れる皆様には、そのあたりをご理解いただき、ブログの更新を気長にお待ちいただくか、サイトの方にまずは足をお運びいただければと存じます。

すいーぱーのホームページ
なお、サイトの開設8周年、11万ヒット記念として、特別ページを作りましたので、よかったら、お訪ねください。

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カストーディアルの一日

前々から書こうと思っていたのが「カストーディアルの一日」だった。
しかし、私はオープニング作業に開園前の1~2時間、クロージング作業に閉園後1時間をかけていた頃しか知らないので、どうしようかと、躊躇していたのだ(ずいぶん昔ってことだな)

そうしたら、なんとオフィシャルサイトにカストーディアルの一日が公開されたのだ。びっくりするのは、コスチュームカウンターやコンビニ、オフィス、食堂などの画像が掲載されていることだ。
オフィシャルでそれをやっていいのであれば……と一瞬邪心も芽生えたが、ここは落ち着いて、サイトに書かれていることについて解説する形としたい。というか、リアルな一日を対比しながら書く……書ける範囲で。

7:15 職場に到着

『コスチュームカウンター(コスチュームの受取り、返却、交換をする場所)で、自分にあったサイズのコスチュームをさがし、借用の手続きを済ませます。更衣室で着替えをした後、職場と職場を結ぶキャスト専用バスに乗って配属先まで移動。配属先に到着後、勤務時間までまだ時間があるので、ブレイクエリア(休憩場所)で朝食をとります』

8:30出勤のわりには、ずいぶん早い時間の到着だ。朝はとくにぎりぎりの人が多いような気がする。バスに乗らないで歩いていくこともできる、場所もあるから、かならずしもバスに乗るとは限らない。
そもそも、サイズに合ったコスチューム探しって、前はサイズを口頭で担当のキャストに言ってもらっていたけれど、今はセルフサービスなのね。

8:30 朝礼

『朝礼は、上司から本日の天気、注意や心構え、アトラクションの運営状況や商品情報などが伝達されます。勤務中にゲストへの対応で困らないよう、きちんとメモします』

朝礼の画像はオフィスの中のようだった。私の時はオープン前だったので、外……オンステージで、開園中はバックステージのやはり外だったが、変わったのか。
昔、某大手新聞社が朝礼を取材したいといって断っていたはずだが、いいのか……ってまあ、たいした内容ではないか。
あとは体操とか、ゲストにかける言葉の基本なんかを復唱したり……しないのかなぁ。
ああ、この朝礼でけっこう極秘情報とかも伝達されますな。

8:45 パーク内へ出発準備

『パーク内へ行く前に身だしなみを整えます。髪は乱れていないか、ネクタイの角度や、コスチュームの乱れがないかを確認。次にパーク内に持っていく道具のチェックをします。自分の身長にあった長さのダストパン(ちりとり)とトイブルーム(ほうき)を選び、その他、清掃作業に必要な道具やガイドマップの補充なども忘れずに行います』

オープン前にはあんまり気にしないような。でも、昔とタイミングが違うのか。
それはともかく、道具は選ぶ。ダストパンとトイブルームの長さはとても重要だ。あとは新品よりもある程度使い込まれているほうが使いやすい。
カストーディアルの基本は道具選びですな。

8:50 開園前作業

『開園前も、トラッシュカン(ごみ箱)、水飲み場、ベンチなどの清掃を行います。このとき表側だけでなく、普段目につきにくい裏側もしっかりチェックします!これはパークが開業した日のように、安全で清潔な状態で開園するためなんです。私たちが目指しているのは、「赤ちゃんがハイハイしても安全な」パークを保つことです』

開園前作業(オープニング作業)は昔、1~2時間かけて、じっくりとやっていた。新人の頃は開園までに割り当てられたエリアが終わらず「できませーん」とトレーナーに泣きついた記憶が。
「赤ちゃんがハイハイしても安全な」は厳密にいうと夜間の地面清掃の話ですが、全体的な目標ということで。

9:00 開園

『自分が担当するエリア内のスイーピング作業を行いながら、喫煙所、レストラン、トラッシュカン(ごみ箱)、水飲み場、ベンチなどのチェックポイントを回って清掃します。また、「歩くインフォメーション」とも言われるカストーディアルにとって、道案内や写真撮影などのゲスト対応も大切なお仕事です。ゲストの素敵な思い出が作れるようお手伝いします。笑顔を忘れずゲスト対応をしながら、スピーディーな一連の清掃作業ができるようになるまで、1~2ヶ月の時間がかかりました』

1~2ヶ月の時間もかかったら、いけませんな。平日型で3週間、土日型で1か月でしょうな。勤務時間数によっても違うけれど。だいたい、それくらいで配属されているランド(ポート)すべてのエリアを担当し、仕事にも慣れる期間でもある。

11:30 食事のための休憩時間(30分)

『キャスト・カフェテリア(食堂)で昼食をとります。ここは定食のほかに副菜やデザートなども充実しています。今日は好物のカレーライスを選びました。食事時間中は、キャスト仲間と一緒に食事をしながら、仕事の情報交換をしたり、休日に一緒に遊ぶ予定を立てたりします』

これはもうバックステージの話なので、解説なし……というわけにもいかないか。
「スイーピング作業」を担当しているキャストは交替で食事休憩をとるため、仲間と一緒に食事というのは、なかなか難しい。レストルームやゴミ回収担当のキャストとか、違う仕事の人とだったら一緒になるが、その人たちは時間帯がわりと固まっているので、合わなければ一人で食事ということも多い。それに、食堂までの移動込みで30分なので、それほどゆったりとはしていられないのだ。

12:00 パーク内に戻り、業務再開

『ゲストへの対応で困ることのないよう、アトラクションの運営状況などパーク内の最新情報を、仲間同士で常に共有しています。引き続き、レストランや喫煙所などのチェックポイントを定期的に清掃してまわり、パーク内の清潔を保ちます』

一人で受け持つエリアをふらふらするわけですが、他の人とエリアが重なっていたり、あるいはフリーの人もいるので、そういった人と立ち話などをしながら情報交換することもしばしば。仕事以外のこともあるけれど、あんまり長時間の立ち話はやめましょう。

14:00   休憩時間(15分)

『解説なし』

休憩時間は労働基準法に基づいて決まっているので、このモデルだと7時間15分拘束の45分休憩で、6時間30分勤務となります。勤務時間が8時間を超すと1時間休憩で、15分、30分、15分ということになります。
通常は「ブレイクエリア」という休憩場所で過ごすことになる。

15:45   業務終了

『解説なし』

最後は自分で使った掃除道具を洗い、終礼を行い、終了となる。

16:00 着替え・帰り支度

『コスチュームカウンターで着用したコスチュームを交換します。外での清掃作業でコスチュームが汚れてしまうことも多いので、毎日交換して清潔な状態を保つようにしています。更衣室にはシャワールームも完備され、タオルの貸出もあるので、汗を流してさっぱりとして帰れます』

職種によって、目安となるコスチュームの交換時期は違うが、カストーディアルは毎日が基本。といっても毎日交換するのは「白い部分」。コートなどはもっと長いスパンでの交換となる。
このあと、土日型の場合は、よく仲間と食事や飲みに行く、あるいは夕方からパークの中へ遊びに行く、ということをするのである。

……と、一日を見てきたが、昔も今もあまり変わっていないことがよくわかった。
ただ、ここで記されているのは、あくまでも一日の流れであり、毎日交換しないといけないほどコスチュームが汚れる理由だとか、帰りにシャワーを浴びたい気持ちなどはわからない。
これから「カストーディアルやってみたいな」と思っている人は、この一日の流れだけで判断しないほうがよい。

でも、オフィシャルサイトでこれだけバックステージのことや、キャストとして演じている部分以外のことを掲載しているのは驚いた。いろんなことが、少しずつ変わってきているのか。

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カストーディアルのインフル対策

ノロウイルス騒動などを教訓に、今回の新型インフルエンザ騒動に対する東京ディズニーリゾートの対応は早かった。
エントランスには看板を設置し、「レストルームに設置した消毒液を使うように」ということと、体調が悪い場合はすぐにキャストに申し出る」の協力をお願いした。

そしてパーク側の対応……カストーディアルの出番である。
まずはレストルームへの消毒液の設置。緊急措置だったらしく、消毒液のボトルは形がさまざまであった。これらの設置や補充などは、もちろんレストルームを担当するカストーディアルの仕事だ。作業手順が増えたということだ。ボトルは小さいので、混雑した日には、補充も大変だろう。ただでさえ、混雑時のレストルームの清掃は殺人的な作業だというのに。

また、『多くのゲストが利用されるレストルーム、水飲み場、ベンチ、ごみ箱などの消毒作業を強化しております』と、運営会社からのプレスリリースに書いてある。
これでは、一般の人には理解できないだろう。
レストルーム、水飲み場、ベンチ、ごみ箱は毎日、開園前(直後)と閉園後(前)、きれいに拭きあげている。そこで使う洗剤には殺菌成分も入っているが、おそらく、さらに別の殺菌消臭剤を噴きかけているのだろう。

Custo85


それだけではなく、ゴミ回収も工夫をしていた。今まで素手だったのだが、今は使い捨ての防菌手袋を使い、一つのごみ箱からごみを回収するたびに防菌手袋を捨て、新しい手袋を装着しているのだ。Custo86

たしかにこちらの方がぜったい衛生的だ。だって……以下自粛。

嘔吐処理についても、マスクに防菌手袋など、かなりの装備で対応している姿も見た。ではこれらの対応は新型インフルエンザに有効なのかといえば、疑問は多い。
しかし、このようなさまざまな対応をしているのだということ自体が、ゲストの安心につながるのだ。
そういう意味では、カストーディアルのインフル対策は、実質的な防御というよりも、宣伝活動の一つだともいえる。

どちらにしても、カストーディアルにとっては迷惑な騒動であることには変わりない。

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カストーディアルの未来は

人の手で行う清掃……ディズニーが一貫して大切にしてきたことである。それは、「カストーディアル」が単なる清掃人ではなく、歩くインフォメーションとして、人と人とが触れ合う大切さを象徴しているからだ。
そして、ディズニーのテーマパークが常にきれいなのは、人の手によるものなのだという、メッセージを送っているものでもある。
だから、少なくとも開園中は極力機械を使用しないで、今もカストーディアルがさまざまな道具を利用して掃除しているのだ。

ところが、東京ディズニーランドも26周年となり、新たな試みを行うことになった。
それが、この画像である。
そう、2009年4月15日から清掃ロボットを導入することにしたのだ。
20090401_1

これは、この就職難にもかかわらず、カストーディアルのなり手が少ない現状を打開すると同時に、人件費を抑えること。また、最近入場者が大変多く、パークのスタンダード維持が難しいことを運営会社が憂慮した結果である。


この清掃ロボットは、センサーでごみを感知し、根こそぎ吸い取る。また、周囲の障害物や人の存在をキャッチし、カストーディアルキャストが驚くほどのフットワークの軽さで、混雑した場所……パレード終了後の人ごみの中なども平気でつっきりながら清掃する能力があるという。

このロボットは怪物の会社が新しくできるのにあわせて、比較的違和感のないトゥモローランドから導入をはじめ、最終的には東京ディズニーリゾート全体でカストーディアルの主力として使う予定であるという。
20090401_2_2

……と、まあ、4月1日なので、こんなことを書いてみました。読んでる途中でみなさんもわかりましたよね。

ちなみにこの画像にある清掃ロボットは、本当はユニバーサルスタジオ・ジャパン近くの駅前でイベントの一環として現れたものです。
USJで使うつもりはあるのかもしれません。

私がキャストだったころ、将来のカストーディアルについて話題になったことがあります。
やっぱり、何十年かあとも、人間がこうして、トイブルームとダストパンをもって掃除しているのかなぁ、と。
いつかは、トイブルームとダストパンから、ハンディタイプの掃除機になるのではないか、という結論になったのですが、今のところ、それはなさそうですね。
一時期、花吹雪のあるイベントにはバキュームを使ったり、大型掃除機を使ったこともありますが、やっぱり、カストーディアルは「人の力」ですね。
……カストーディアル経験者以外にはわからないと思いますが、ほんとうに体力仕事です。

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本当の清掃の価値を知っているのは

東京ディズニーリゾートの運営会社出身のコンサルタントだとか、そういった人がいるとうたった会社は、けっこう存在する。
その中にはカストーディアル出身という方もいる。

しかし、その経歴などを見ると、「それが、ほかの業種やディズニー以外にどう役立つというのだろう」みたいに見えるものもある。

そんな中、たぶん日本では初めてではないかと思われる会社が誕生した。

それが、ここである。

この会社のホームページのトップでは、私のような元カストーディアルキャストが胸躍るオープニングが映し出される。

その会社が提供するサービスというも、懐かしさを感じるようなものだった。きっと、ディズニーの精神やマネジメントシステムを元に、汎用的なプログラムを作ったのだろう。それを一般に提供していく、そんな感じのようだ。

まだ設立されたばかりであり、今後どうなるかはわからないが、こんなにきちんとしたものが提供されたら、うちのようなインチキなサイトは商売あがったりである(商売はしてないけど)
社長さんや会長さんは、アメリカのディズニーランドでカストーディアルの初代トレーナーからしっかりとしたトレーニングを受けた人である。うちのような、てきとーなサイトとは違って、しっかりとしたものを、きっと世間に示していくだろう。

ということで、安心して、ここのサイトの更新も滞ることができるというものだ(笑)

彼らの下で働いていた人間として、その活躍を祈りたい、というこも含めて、紹介させていただきました。
いつも、うちのサイトをご覧になっている肩で、「うちの会社でも何か導入を……」などとお考えの方があれば、相談してみると、いいかもしれません。うちなんかの情報をあてにするより、ずっといいですよ。

※サイトに出ている方々の名前を見ると、あれ、どこかでみたような、という感じだったので、あえて紹介いたしました。あ、直接知っているわけでもないですし、何の関係もありませんので、あくまでも、同志だった人たちの紹介ということで……同志というのは、おこがましたか。私は単なるアルバイトでしたし。

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プッシュブルームの技 その1

Custo13
プッシュブルームとは、デッキブラシに似ているが、穂の部分が1メートル近くもあるのが特徴である。
この道具は、広範囲に広がったごみを集めたり、水たまりの水を散らすときに使われる。
プッシュブルームはスイーピングだけではどうにもならないほどごみが散らかったとき、バックステージ等からプッシュブルームを取り出して臨時に使う。
それ以外では、パレードやショー終了後に、客席を一気に清掃するときに、プッシュブルーム専用のキャストが投入される。
または、エリアがかなり汚れているときは、プッシュブルーム担当とスイーパーをセットにしたチームを編成し、全エリアを移動しながら、汚れている部分を中心に対応する。
……などというプッシュブルームについては、こちらでご確認いただくとして。

ここでは、プッシュブルームの技について解説します。

1.基本
プッシュブルームは前方に押し出しながらごみを集めていくことが基本である。地面にブラシ部分をつけなから引いてはいけない。
・柄の先端はきちんと手でつつみ、もう片方の手を柄の真ん中あたりを持つ。
・片方の足を一歩踏み出す。
・プッシュブルームを腰を入れるようにしながら前に押し出す。
・地面から少し浮かすような気持でプッシュブルームを自分の方に引き、また押し出す。これを繰り返す。
※プッシュブルームはふつうのデッキブラシよりもブラシの部分が大きいため、慣れていない新人が使うと、ブラシ部分がきちんと地面に接着していないため、ごみが残ってしまう。これを「プッシュが浮く」という。そうしないためには、適度に体重をブラシ部分にかけるつもりで、前方に押し出すことが大切である。最初は意識してやらないと難しいかもしれないが、慣れれば軽々と扱えるようになる。

2.すばやく動かそう
最近のパーク内では、プッシュブルームを素早く動かすような人をあまり見かけませんが、すばやい動きで魅せることができます。ただし、周囲のゲストには注意をすること、体力をかなり消耗することに留意してください。

●手の動き
すばやく動かすにはもちろんプッシュブルーム自体をすばやく動かす必要がある。ただ、わりと重いので、意識して「動かす」ことを忘れないこと。

●軽やかなステップ
片足を前に出して押し出すのが基本系だが、すばやく動かすには、引くときに足も引き、押し出すときに足も前に出すように、軽くステップを踏むような勢いで操作する。そうすれば、周りからの見た目も、かっこよく見える、はず。

●腰を回す
プッシュブルームをすばやく動かしながら軽くステップをしつつ、腰をまわすようにして押し出す。腰を回すことを意識しながらプッシュブルームを押し出すのがポイントである。
……これらを組み合わせながらプッシュブルームを使うことで、緩慢ではない奇麗な動作をゲストにみせることができる。とくに、広範囲で使用する場合は、これらの動きをしつつ、すばやく次のポイントに移動することで、さらに動きのかっこよさは増す。
ただし、体力の消耗も激しいので推奨はしません。

3.プッシュブルームの技
●回転収束(勝手につけた名前です)
広範囲に広がったゴミをキャストが自らまわりながら円を描くように中心にゴミを集めていく技。周囲にゲストがいないことを確認しないと危険である。動きがかっこよく見えるだけではなく、広範囲に散らばったごみを素早く効率的に集めることができる。

●片寄(勝手につけた名前です)
狭い範囲……プッシュブルームのブラシ部分の長さの範囲以下で散らばっている場合、人は動かず、プッシュブルームを通常よりも角度をつけて持ち、人を軸にしてプッシュブルームをその場でまわすようにしてごみを集める。これも周囲のゲストに目を配って行なうこと。

●一人プッシュ
やってはいけないといわれつつ、ついついやってしまう定番。技ではないけれど、コツはこまめに行うのではなく、ある程度短い時間に一気にごみを集めて、どこか端の方に溜めること。こまめにプッシュブルームで集めて、トイブルームに持ちかえてごみを取り、また……ということをこまめに行なうと、かっこよくないですし、効率的でもない。一方でその場所だけにずっといると、ほかの場所が大変なことになっているわけなので、すばやい対応が大切である。もともと1人プッシュ自体があまりよいものではないので。

●力入れ。
地面が新しく塗り替えられた時(前はよくあったのに最近はあんまりないな)地面には砂がよく溜まる。これをプッシュブルームで処理するのだが、ふつうに使うと砂はきれいにとれない。また、ウェスタンランドとプラザに架かる橋など地面が木製の場合、ポップコーンがこびりついて、とりにくいときがある。
そのときはプッシュブルームを正面に持つ。片手は柄を覆うように、もう片方の手もくっつけて持つ。通常よりも角度をつけて、ブラシを地面に押しつけるように意識しながら押し出す。それも前にずっと押し出すのではなく、押しつけて押しつけて少しずつ前に進んでいく。これによってめいいっぱい地面に力を入れ、取りにくいごみを押し出していくのである。

●押し起こし
地面になんらかの理由で落ちてしまったプッシュブルームを手を使わずに立たせる方法である。ブラシの部分に足を置き、少し押し出すように力を入れると、プッシュブルームが起き上がるので、その柄をきちんと手でキャッチする。ただし、キャッチしそこねると、そのままひっくり返って、地面にぶつかり、木の高い打ち音がエリアに響くことになるので注意。

(これくらいしか技を思い浮かばなかったので、ほかに知っている方、教えてください)

プッシュブルームを使う姿が緩慢だと、ゲストから見ると、やる気がないように見えてしまう。もちろん、実際は重いし、動かしづらいので「そんな簡単じゃないよ」というのは、百も承知だが、すばやいプッシュブルームの動きというものも、たまには見てみたいものである。
※最近見かけない理由の一つはゲストが多すぎて、オーバーアクションでできない、というのはわかった上での記述ですので。

■追記
プッシュブルームは落ち葉を集める作業には、くま手竹箒よりもずっと便利です。少ない労力で広範囲のごみを集められます。似たようなものはあちこちで販売されているので、一般の方にもおすすめな道具です。アメリカではよく見かけるんですが、なぜ日本では普及しないのでしょうね。

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パークのおしごと わくワーク

「ディズニータイム」という番組をご存知か。テレビ東京系列で朝、放映されている番組だ。ディズニーアニメの番組、と思ったら大間違い。アニメだけではなく、ディズニーに冠するさまざまな情報をよゐこの濱口と2人の女の子が紹介するのだ。もちろんパーク情報も盛りだくさん。
……といっても、所詮スポンサーが某テーマパークリゾートなので、大本営発表とほぼ同じだ。

しかしである。
2008年1月から、キャストの仕事紹介を始めたのだ。その第一回目が、カストーディアル。

くわしくはこちら
※バックナンバーからカストーディアルを選んでね。

リンクが切れてしまうかもしれないので、解説する。

今回取り上げたカストーディアルは、東京ディズニーシーのキャストだった。そこで、男性のカストーディアルキャストが自分の仕事について説明する。

【カストーディアルのおしごと】
ごみを掃いたり、ゴミ箱のゴミを回収したり、パークを楽しくきれいにしている。
背景にスイーピングやトラッシュダンピングの映像が流れる。

その説明に、濱口は
「きれいにはわかりますが、楽しくというのは、どういうことですか?」
と訊く。

そこで、たとえとして、落ちているゴミを歩きながら足と足の間を通すように掃く技を見せる。
驚く濱口に、男性キャストは自慢げにいう。
「ちょっとしたパフォーマンスをしながら、きれいにすることもあるんですよ」

続いて、地面に落ちている紙コップの丸いカバーを、ダストパンだけ使って取る技を見せる。
※ちなみに、この技は、カバーのぎりぎり端のところにダストパンを置くのがポイントだ。うまくいかなければ、地面に置くときに、心持ち、ダストパンを引くのである。ところで、これが、濱口の質問の答えになっているのか?

次に、バッシングをしている女性キャストに濱口は声をかける。

「腰にぶら下げている青い袋はなんですか?」

「これはファンバッグといって、仕事に使う道具が入っている」

見せてくださいといったら、笑顔ではい、わかりましたといって、テーブルの上に広げ始めた。
※私がパークでお願いしても、同じ対応してくれるかなぁ。

ファンバッグの中には、ガイドブック、茶色いごみ袋、ペーパータオル、ガムスクレーパーが入っていた。
※ちなみに、今のガムスクレーパーは白い正方形のプラスチックタイプだが、昔はステンレス製で刃を出すように使うかっこいいやつだったんです。

ここではガムスクレーパーとペーパータオルの説明をする。

「こぼれたジュースなどを拭くときに使うんです。たとえばこんなふうに使います」

そういって、濡れた地面にペーパータオルを広げてかけ、足で拭き出した。

「こらこら、足で拭いている。お行儀悪いぞ」と怒る濱口。

これにはわけがあるというキャスト。
「ゲストから見えるように立って拭くことで、ぶつかる等のアクシデントを防いでいる」

ゲストへの心遣いなんやな、と感心する濱口。

最後に、カストーディアルキャストの仕事をしていてワクワクすることは何ですか、と濱口は訊いた。

女性キャストはいう。
「皆さんが楽しく安全に遊べるように、パークの中を掃除することです」

最後にごみをチリトリで固めて、ダストパンを蹴り上げてごみをとる技を見せて終わる。
※あれ、それって禁じ技ではなかったか。

……オフィシャルな情報として、ここまで解説してくれれば、もうこのブログやサイトもいらないな、というほど、仕事としては短い時間でよく見せたと思う。

しかしである。
最初と最後に主張した「ごみを掃いたり、ゴミ箱のゴミを回収したり、パークを楽しくきれいにしている」という解説と映像が合っていないように思えた。技をすることが、楽しくきれいにしているということを言いたかったのか。
「ごみを掃いたり、ゴミ箱のゴミを回収したり、パークをきれいにしている」でいいのではないのか。
そもそも楽しくというのは、「パークを、キャストが楽しくきれいにしている」という意味なのか。「ゲストのためにパークを楽しくきれいにしている」という意味なのか。映像を見ると「パークを、キャストが楽しく」のように見えるのだが、最後に「皆さんが楽しく安全に遊べるように、パークの中を掃除することです」というから、どっちなのだろうと、悩んでしまう。

だが、私は思う。
本当はカストーディアルの仕事は、

「皆さんが楽しく安全に遊べるように、パークの中を掃除すること」
であり、
ワクワクすることが、
「ごみを掃いたり、ゴミ箱のゴミを回収したり、パークを楽しくきれいにしている」
ことなのではないだろうか。

さあ、みなさんはどうでしょう?

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どこまで売るのか

最近、何かと前面に出ているカストーディアルだが、今度はデザイン商品になってしまったようだ。
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東京ディズニーリゾートの商品デザインを担当されている方が、ミッキーマウスにカストーディアルのコスチューム、トイブルームとダストパンを持たせたデザインを書き上げ、それを元にポストカード、ピン、Tシャツを作ったのだ。

……ピンバッチなんかにくらべたら、とても素敵なデザインである。
現役やOBが買うだけでも、かなり売れるはずだ。最初から販売数予想がつく、よい商品である。

今後はプッシュブルームバージョンとか、2輪カートバージョンが増えたり、いっそのこと、トイブルームとダストパンといった道具そのものを販売するというのもいいかもしれない。

ここまで来たのだから、もう何が売られてもいいでしょう……。

デザインはとても素敵です。こういう商品、ほしかった。きっと買うでしょう。
でも、開園当時から仕事は何も変わっていないのに、今も仕事は同じなのに、いつの間にか高い商品価値のある存在になってしまったんですなぁ。カストーディアルは。
……それとも、今になって気がついたのか、運営会社は。

イメージ戦略は大切ですし、カストーディアルがクローズアップされることは、こんなサイトを地道にやってきた私としては喜ぶべきことなのでしょうが、何か違う気がしてしまうのです。

どこまで、売っていくんでしょうね。

(このデザインも好きですが、非売品外部未公開のホウキをもったミッキーマウスの絵も好きなんですけどね。あと、うちのマスコットも)

※追記 販売初日に買いに行ったんですが、けっこう売れていたのでびっくり。たしかにデザイン画はとてもすてきです。絵だけとか、販売しないかなぁ。

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ダッフィーまでも

最近、いろいろと前面に出てきているカストーディアルですが、とうとうダッフィーにまで。

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ダッフィーのコスチュームセットでカストーディアルのコスチュームがあるのだ。カストーディアルのコスチュームを着たぬいぐるみバッジもある。

ぬいぐるみとコスチュームセットあわせて7000円になるが、残念なことが一つ。それは「道具」がないことだ。別売りでネームタグまであるというのに。

コスチュームシリーズはこれからどんどん増えていく予定のようだ。その第一回目がカストーディアルなわけである。

ここまで来たか、という感じですな。
たしかに、クマのようなキャストがいたけれど、クマがキャストになるとはね。

さて、次は何になるのだ、カストーディアル。

※追記 ダッフィー、けっこうかわいい。でも、このコスチュームを買うのは誰だ? あんまり売れていなかったような……。

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カストーディアルの夢は開くのか

東京ディズニーランドが2008年4月15日、とうとう25周年を迎えた。
そのCMがいくつか作られているが、そのうち、キャストが主役のCMがある。
それが、これだ。
なんと、カストーディアルがメインなのだ。

オープン前、プラザをスイーピングするカストーディアル。 空からは魔法の粉が。 植栽部(今はそういわないか)のキャストが花壇に花を咲かせ、マーチャンダイズキャストが棚に商品を出現させる……そしてカストーディアルに戻り、魔法の粉を近くの緑に吹き付けると花が咲く。最後、ミッキーマウスが現れて、カストーディアルが咲かせた花に彩を添える。

このCMに出演しているキャストはみな本物のキャストであるという。
ここまでカストーディアルがCMの前面に出たのは初めてではないだろうか。

一方で、こういうものもある。
何回か伝えたカストーディアルによる教育プログラムだ。この4月から本格的に稼働を開始したようだ。

今回は小学校1~2年生を対象にした無料のプログラムである。

  ■パークで働く様々なキャストについて(10分)
  ■カストーディアルの仕事について(5分)
  ■代表児童によるカストーディアル体験(15分)
  ■チームワーク、リサイクルについて(10分)
  ■今日のおさらい(5分)

25周年を迎え、カストーディアルの新たなイメージが作られていくようだ。
掃除→パークのインフォメーション→教育事業→広告塔……。
だが、運営会社はカストーディアルのことを、本当はどう思っているのだろう。

運営会社のサイトには採用関係の紹介ページがある。「仕事を知ろう」というところで紹介されるのは、営業や広報、企画の仕事、あるいは商品販売やアトラクション、食堂のオペレーションを行うスーパーバイザー職の仕事だ。しかし、カストーディアルだけは、この紹介サイトが開設されて以来、取り上げられたことがない。採用ページができて以来、毎年チェックしているが、見たことがない。

カストーディアルをこれだけ前面に押し出しているのに、自分たちの採用については表にでてこないのはなぜだろうか。とくにスーパーバイザー業務ではもっとも多い人数のはずなのに。

25周年の合言葉は「夢よ開け」だ。
すでに夢であふれているはずなのに、あえて、「夢よ開け」というのはなぜなのだろうか。
すでに夢はないから、もう一度……という自虐的なテーマ、ではないだろう。

カストーディアルの夢って、なんだ?

  オンステージで目立つことか。
  教育戦略の柱になることなのか。
  掃除だけじゃない仕事、になろうとすることなのか。
  トイブルームを飛ばせるようになることなのか。
  魔法を使うことなのか。
  現実から目をそむけ、夢に逃げることなのか。

……カストーディアルの夢は開くのか。

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カストーディアルとしてデビューするあなたへ

この春から、カストーディアルとしてデビューする人も多いはずだ。
そこで、まだデビューしていない人のためのアドバイスをいくつか書いていきます。

●日焼け止め
パーク内は雨の日でも、実は照り返しがつよく紫外線対策は必須です。日焼けを気にする人はどんなに天気が悪くても、きちんとケアを忘れないようにしましょう。

●靴擦れ
カストーディアルと男も女も革靴で歩き回ります。そのため、靴擦れを起こす可能性が高いです。
最近は靴擦れのケア商品もあるので、靴擦れしやすい人は注意してください。

●手のまめ
手……足もそうですが、トイブルームとダストパンをもっているうちに、手まめができてしまいます。とくに手の皮が薄い人は注意してください。バンドエードなどをもっていたほうがいいでしょう。もちろん、ストレッジにもありますけどね。

●小さなバッグ
ロッカーのあるところから、実際に働く場所までは距離があります。必要なものは持っていくわけですが、ポーチなど小さなバッグがあるといいでしょう。あまり大きなものはだめです。また、キャラクターが入ったものもNGなので、注意してください。

●ペン
ペンはわりと使いますので、必ず持っていてください。こちらも基本的にはキャラクター入りはNGです。

……持ち物関係はこんなところでしょう。
続いて初日の話。

●トイレの場所を覚えよう
配属されるエリアがわかったら、トイレやたばこ、電池の販売場所、どの店に何を売っているのか、覚えておきましょう。働いているうちに、いろいろと覚えていくとは思いますが、一番よく聴かれるのが、トイレとたばこや電池の場所です。あとは喫煙場所。早い段階で覚えておいたほうが、あとで楽です。

●パーク内のことを覚えよう
あんまり遊びに行ったことがなく、パーク内のことをよくわからない人はアトラクションやお店の名前を覚えるようにしましょう。
あとは、ベビー用品とか、香水やガラス製品など、特定の店でしか売っていない商品のことを覚えておくのもいいでしょう。
「ラーメン食べたい」とか、食べ物のことも訊かれるので、知っておいたほうがいいですね。
基本的には、先輩からよく訊かれる質問について、レクチャーがあると思うし、そんなことをブレイクの時間などに訊いてみるのもいいでしょうね。

●質問には丁寧に
ゲストからはいろんなことが質問されます。
新人なのですからわからないことばかりです。
場所を聞かれたらマップできちんと確認して、答えられないことがあったら……近くに他のキャストがいたらその人をつかまえて一緒に聞きましょう。
場所とか、主な商品の売っている場所はきっと配布される資料に書いているはずです。
説明しにくい場所だったら、「~のあたりにあります。わかりにくいところなので、そのあたりで、おそれいりますが、もう一度キャストにたずねていただければ……」という答えもありです。

……あとは、ほかのキャストとの関係について。

●あいさつ
キャストとすれちがうとき「おつかれさまです」というのが、礼儀です。カスト以外の違う職種の人でもそうです。といっても、相手が返してくれるとは限らないんですが……最初のうちはいえないかもしれませんが、少なくとも、いわれたときに、おなじように「おつかれさまです」と返すようにしましょう。

●ブレイク
休憩時間、ブレイクエリアに行って休憩します。ほかの職種の人もいますが、基本的にはそれぞれの職種ごとに固まっています。社員や先輩たちといしっょにお茶などを飲みながら過ごすことになるので、そこでいろいろと話を聞くのもいいでしょう。そういう場で親しくなっていきます。

●エリアでの立ち話
オンステージで、同僚や同期の人とお話をすることがあります。コミュニケーションや仕事の打ち合わせもあるので必要なのですが、ゲストから見ると、どうでしょう。
先輩などいろいろと聞いてください、とは書きましたが、一方でオンステージでの会話は、ゲストから見るとあまりよい感じには見えないので、なるべく短くお話をしましょう。
みっちりと訊きたい場合はバックステージか、仕事以外のときに。

……新人だからといって、ゲストからみれば同じキャストです。だから、何かを聞かれたとき、胸を張って、どうどうと対応しましょう。

以上、カストーディアルとなる新人の方への助言です。

エリアデビューし、初めて一つのエリアを任されたとき、だいたいの人は途方に暮れるはずです。新人にはとても広く見える自分ひとりの持ち場。そこをトイブルームとダストパンを持って、一人でうろうろしながら、ゲストに声をかけられたらどうしよう……みんな最初はおなじです。でも、一ヶ月くらい続ければ、もう立派なキャストとなっているでしょう。

ほかにももっと知りたいことがあるとは思いますが、これ以上はバッドショーなので(もう十分か)
きっと、わからないことだらけでしょうが、遠慮せずに先輩などにわからないことは訊いてください。
ここでいろいろと書きましたが、先輩に聞くのが一番です。

ネットや噂話に惑わされないでください。
先輩に聞くのが正しいんです。

最後に、デビューに不安な新人のみなさん、よろしければ、こちらをごらんださい。
笑い話ですので、他意はありませんけど。

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