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「カストーディアルの話」は、「すいーぱーのホームページ」というサイトの一部のコーナーです。
そのため、ここの更新はかなり不定期ですし、最近はサイト自体の更新も「たまに」となっています。

頻繁にこちらを訪れる皆様には、そのあたりをご理解いただき、ブログの更新を気長にお待ちいただくか、サイトの方にまずは足をお運びいただければと存じます。

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カストーディアルとしてデビューするあなたへ その2

春は新人キャストが沢山デビューする季節である。
以前、「カストーディアルとしてデビューするあなたへ」で、細かいことは書いているので、今回はその補足をしたい。

昨今のカストーディアルは落ち葉や水たまりの水をつかって絵をかいたり、パレード前のパフォーマンスなどで注目を浴びている。

しかしそれは、カストーディアルの余技でしかない。本来の仕事は掃除であることを、これから目指す人、あるいはこれから働く、あるいは働き始めた人は理解しないといけない。実際、絵を描いたり、パフォーマンスをする人は、ある程度のベテランであり、新人にとっては無縁なことなのである。

掃除をする人を演じているとか、歩くインフォメーション、といわれても、掃除をする人であることは理解しないといけない。
掃除をするということは、まさしく夢と魔法の王国や冒険とイマジネーションの海という非現実世界の中で、常に現実と向き合うということである。
それはトラッシュカン(ゴミ箱)の中身やトイレでのさまざまなアクシデント(謎)、あるいは気分が悪くなった人の残骸など、それと笑顔で接しないといけない、過酷な仕事であるということは事実である。

だが、そんなことがあっても、多くのカストーディアルキャストは笑顔を忘れずに仕事をしているのである。それはきっと、働き続けているうちに、どこに魔法の素があるのか、わかるときがくるだろう。そこに気が付かない人、あるいは理解できない人は、きっとつらい仕事であり、長くは続けられないのだ。

……働かないとわからないのですか、という方に紹介するのが今回の本。「ディズニー そうじの神様が教えてくれたこと」という物語を書いた著者が今度はビジネス本を出版しました。

この方はTDL開園からカストーディアルのスーパーバイザーを務め、カストーディアル課長を歴任、最後はキャスト全体の教育責任者となった方です。
この本には、今まで出版されている「ディズニー本」とは違う、まさしくキャスト教育に携わった人だからこそ書ける話が満載されています。その多くはカストーディアルの視点です。
そして、いくつかの部分については、残念ながら現在のTDRには当てはまらない部分もあります。昔と何が変わってしまったのかを比べるうえでも重要な本といえるでしょう。
そのうち、あらためて評論を書きたいと思いますが、まずはご紹介まで。

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「お客様の幸せ」のためにディズニーはまず「おそうじ」を考えた

やっぱり、本の案内しかできないこの頃です。

やっぱり、私が書いたものではないんです。

著者は、東京ディズニーランド・カストーディアルマネージャー、ゼネラルサービス部長、カストーディアル部長、東京ディズニーランド、東京ディズニーシー運営部長を担当し「美観の追求」「ゴミ減量化」「安全確保」「アトラクション運営」「ゲストサービス」などすべてのパーク運営課題に取り組み、改善改革を実行し、常に現場で指揮を執ってきた。2007年春から1年間キッザニア東京副総支配人として、運営全般の基盤整備と従業員指導を実践されてきた方です。
先に紹介した鎌田洋さんと一緒に、開園当初からカストーディアルを育ててきた方なんです。

「ディズニー そうじの神様が教えてくれたこと」がエピソードなら、こちらの本はビジネス書として書かれた、ある意味、私のサイトとかぶるようです。すぐに手に入れて読み込んで、このサイトで間違っていることがあったら、書き直さないといけないかも……というくらい、本物が書く「カストーディアルの話」だと思います。

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ディズニー そうじの神様が教えてくれたこと

べつに更新をやめたわけではありません。書きかけのものはデスクトップに散乱しているのですが、いろいろと忙しくて、首も手もまわりません。

ということで、さくっと、情報提供。

もちろん、私が書いたものではありません。

著者は、東京ディズニーランドのカストーディアルの基礎に大きくかかわった人、といっていいでしょう。
この方が普通の会社勤めから、オリエンタルランドに転職するまでの話も劇的なのですが(本には書いていないのかな)、この本ではカストーディアルに関する話について、小説風にいくつかのエピソードを描いています。
少しだけ中身を見ましたが、ぜひ読みたい本です。
このブログのような、なんちゃって、ではなく、本当にカストーディアル……デイもナイトも含めて、よく知っている方が実体験をもとに書いたものです。

もうしばらく、ブログは滞りますので、この本でカストーディアルを体験ください。

余裕ができたら、私も感想や解説などを書きたいと思います。

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カストーディアルの動画1

なかなか更新する余裕がないため、付け焼刃です。
いつまでアップされているかはわからないので、動画が消えていたらごめんなさい。

アメリカの強引なスクイジー

工事中の箇所のまわりは、日本もアメリカも雨になるとあんな感じなのですな。

日本のパレード前のスクイジー

あんまり、上手いかけかたではないかもー。橋のところから一文字でやればよかったのにー。

スクイジーって何という方は、こちら

ほかにはカストーディアルアートとか。

■アメリカのカストーディアルアート

日本発祥でアメリカはあとからなんですよ。

■日本のカストーディアルアート

絵を描こうと提案したのはカストーディアルキャストから会社に、という話ですが、ほんとのところはどうなんでしょう。個人的にはちょっと……いうノーコメントで。

■それと、踊りすぎの人

これは現役の本物のカストーディアルがやっています。いろいろと言いたいことはありますが、ノーコメントで。

■パフォーマー

こちらはパフォーマーです。パレードの時に踊らずに、ふだんこういうことをちょっとやれたら、いいのかなぁ、と思うのですが。

さがせばいっぱいあるので、興味のある方はあちこち探してみてください。

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ディズニーの教え方

ディズニー系の本はたくさん出ている。内容は千差万別。部外者が書いているにもかかわらず、わりとよい内容のものもあれば、元キャストや社員が書いているにもかかわらず、中身が薄かったり、間違っていることを書いているものもある。
いろんな本があるのだが、不思議なことにカストーディアルに視点を当てた本はまだでていない。あるいは、本の中で言及しているものもあるが、だいたいは一般的な話か、あきらかによく知らない人が書いたであろう記述もある。

その中で、最近な出た本に、カストーディアルに関する記述部分が比較的的よく書けているものがあったので紹介する。

この方は運営会社でキャスト教育やマニュアルの運営管理などに従事していた元社員である。もともとはアトラクションの方なので、そちらの話も多いが、カストーディアルについても以下のような記述がある。

たとえば、「後輩のモチベーションを高める」というchapterで
「オープンして数年間、東京ディズニーランドで最も不人気なのがカストーディアルという部署でした」(P165)
ここでは、社員にも準社員にも不人気だったカストーディアルが、繰り返し重要性を伝えることで意識を変えていったという事例が書かれていた。
●カストーディアルは清掃担当ではなく、管理するとか保護するという意味
●カストーディアルは自由にエリアを歩き回るので、困っているゲストを助ける存在
→カストーディアルには「パークを清潔に管理する」「ゲストを保護する」という意味が込められている。

このようなことを繰り返し上司や先輩から、後輩や新人に伝えることで、気持ちを変えていき、自分たちの仕事に誇りをもつようになったということだ。

また、正社員として入社した人が3か月以上にわたって受ける新人研修のうち、1か月間をカストーディアル実習とするのも、会社がいかにカストーディアルを重視しているのか、正社員に伝えると同時に、アルバイトにも伝える効果があるということだ。
それは、サンクスデーで毎回、社長がカストーディアルキャストになることも同じ意味であり、そして、とくにこの仕事を担っているキャストに対するキャストへの感謝の意味もあるのだという。

今では人気職種といわれるカストーディアルは自分たちの仕事の幅を広げ、ミッキーの絵をかいたり、ローラーブレードが登場したり、仕事のスキルに応じた段位を考えたのもアルバイトであり、カストーディアルがいかに誇りを持って働いているのかということも書いてある。

もうひとつ、ディズニーでは指示をするときに意味・理由も伝えるのが常識という話で、スイーパーのときの体勢や、ダストパンを持ち方を教える時の事例も載っている。
(あまり書いてしまうと引用でなくなってしまうので割愛)

ここまで具体的にカストーディアルの話を書いた本はほかにないだろう。自分が担当しなければ書けないような話だ。
体勢の話など、これを読んで「ああ。そんなこといわれたような」と思い出したのであった。

本自体におけるカストーディアルの記述の割合は少ないが、とても具体的だ。興味のある方は一度読んでみたらいいと思う。

さて、この本全体についての感想でいえば、少し不満だ。「ディズニーの教え方」について、細かく書かれており、理論や考え方はよくわかる内容だった。心理学的な視点で書かれており、今まで発刊されているディズニー系のこの手の本とは、一線を画している内容だ。ただ、一方で事例がとても少ない。著者の経歴からして、本当はいろいろな事例を持っているのかもしれないが、あえて書かなかったのだろうか。それとも、あの本の事件の影響か……。

それはともかく、ディズニーということは差し引いても、人材育成方法やリーダーシップを学ぶ本としても有効だと思う。

この方はマニュアルの専門家でもあるので、次はその話を書いてほしいなと思う。

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掃除をしている人はだれですか?

さて、ここで問題。

東京ディズニーリゾートで掃除をしているのは、誰でしょうか?


……ここをご覧になる方はおわかりでしょう。


正解は「キャスト全員」です。今は。

東京ディズニーリゾートは、カストーディアルによって、きれいな状態が保たれている。それは紛れもない事実であり、カストーディアルにとっての誇り、矜持でもある。前は「東京ディズニーランドで掃除をしているのは、誰でしょうか?」という質問に対する答えは「カストーディアル」で正解だったが、いつしか、世界的にディズニーのテーマパークでは「キャスト全員」が正解となっているのである。

もちろん、「キャスト全員」が正解だ。

ごみがあったら、拾うようにとは、トレーニングなどで必ず教わることだ。

ごみが落ちているのを見かけたら、どのキャストでも、あるいは社長だったとしても率先してごみを拾う。
ポップコーンが大量にこぼれているとき、以前は近くのカストーディアルがよばれて対応していたが、今は近くのお店やアトラクションのキャストがトイブルームとダストパンをもってきて、自分たちで処理する姿があちこちで見られるようになった。
「キャスト全員」は今や建前ではなく、現実のものになっているといえるだろう。

「いつもきれいにしておけば、客は汚さない。でも汚くなるまでほっとけば、客はますます ごみを捨てるんだ」

ウォルト・ディズニーが云った言葉である。
掃除を担当する従業員だけではなく、全従業員が常に気を遣い、ごみを拾うことできれいな状態は維持される。きれいな状態では客もごみを捨てることに躊躇し、捨てなくなる。こうしてきれいな状態は維持される。これはディズニーランドだけではなく、どんな場所でも適応される法則だろう。

そして、こういう固定観念をキャストに伝えることで、パークをきれいにすることはキャスト全員の責任であるということを信じさせているのである。

ディズニーのテーマパークがカストーディアルを中心としたキャストによる努力によって、常にきれいである。しかしパークがきれいだからという理由で遊びに来る人はいない。
でも、この「いつもきれい」ということが他の施設との差別化に役立っているのだ。


さて、最後に問題です。

今日はとても混雑していて、いくらキャストたちががんばっても、ポップコーンなどのごみが散乱しています。カストーディアルキャストが一気に処理してしまおうと気合をいれたときのことです。
「すいません、写真をとってもらえますか」
ゲストから声をかけられ、快く引き受けました。
撮影後、カメラをそのゲストに返そうとしたら、なんとカメラを持ったゲストがたくさん列を作っていました。このまま写真を撮り続けていたら、エリアはポップコーンで真っ白になってしまうかもしれません。
さて、このキャストはどうすればよいでしょうか。


……ここをご覧になる方はおわかりでしょう。

正解は「写真を撮り続ける」です。
※異論があるかもしれないな(謎)

もちろん、代わりの人が掃除したり、撮影要員と代わるなどの対応は必要となるでしょう。
カストーディアルはもちろん掃除をすることが仕事ですが、それ以前にキャストである。キャストの使命は「ゲスト(お客様)にハピネスを提供する」ことだからだ。

パークをきれいにするのも、ゲストにハピネスを提供するのもキャストの使命だとすれば、それに専従するカストーディアルはもっともキャストらしい仕事だといったら、過言だろうか?

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雨上がりの忙しいときに

毎日新聞で「ディズニーの夢づくり」連載がある。毎回、なんとなくバックステージに触れるような内容だ。その中でカストーディアルが取り上げられた。
文章自体は短いもので、深い内容があるわけではない。
「カストーディアルは英語で「維持管理」の意味だ。スマートな制服に身を包み、身の丈に長さを合わせたほうきを手に持つ。両パークで1日当たり最大1100人が3交代で24時間、開園中も閉園後も清掃を続けている」と書かれているが、3交代というのはちょっとニュアンスが違うような気がする。でも、2つのパークだと最大でそんなにいるんだね。昔は……まあいいか。

さて、気になったのは次の記述だ。
『運が良ければ、雨が降った後のパーク内で面白いストリートパフォーマンスに出合えるかもしれない。「カストーディアルキャスト」と呼ばれる清掃スタッフが水たまりの水を使い、乾いた路面にほうきでミッキーなどのキャラクターを巧みに描くのだ。乾けば消えるささやかな絵だが、集まった子どもたちは大喜びする』
……雨が上がった直後は、いつもカストーディアルは大変だ。すばやくベンチを拭いて、ゲストがすぐに使えるようにしなければならない。濡れだ地面のままだと、ゲストが足を滑らせるかもしれないので、乾いた地面に戻すこともしなければならない。
レインマットも片づける必要があるし、一方で雨が上がるとポップコーンなどの販売も増えるので、すぐに地面が汚れてくる。
それに……と、数え上げればきりはないが、とにかく雨上がりは大変なのだ。
そんなときにもし、絵なんぞ書いているキャストがいたら、私だったらオンステージでもかまわず後ろからトイブルームで……と不穏当でしたね。

一通り作業が済んでいるのならともかく、忙しいときにはやめてほしいものである。
実際は絵を書くことが出来るカストーディアルキャストは限られているので、大丈夫だとは思うが、でも今はまた違う感じなのだろうか。
『「清掃が目的なのではない。ゲストの喜ぶ顔を見たいという一念で取り組んでいます」と話す。ショーは舞台だけで行われているのではないという。「パーク全体がステージで、清掃スタッフもまたキャスト(出演者)なのです」。雨上がりのささやかなパフォーマンスも、その一例に過ぎない』
最近、よく使われるフレーズである。もちろん、昔から言われていることでもある。たしかにほとんど正しいが「雨上がりのささやかなパフォーマンスも、その一例」というのはどうだろうか。キャストとしてのカストーディアルの「役」は何をすることになっているのだろうか。何をすることによって、ゲストが喜ぶのだろうか。

「掃除」「清掃」ではないのか。それをパフォーマンスのように行うことが、単なる清掃従事者、掃除人ではない、「カストーディアル」たる所以ではないのだろうか。

清掃とは関係ないパフォーマンスが、ディズニーの夢をつくるというのなら、清掃でパフォーマンスをするカストーディアルなど必要ないのだ。

……それが、今のパークなのか。

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トイブルームとダストパン

カストーディアルが使用している資器材の多くは、実は市販されているか、あるいは業務用として入手可能なものである。
その中で、もっとも基本的な道具、トイブルームとダストパンも、手に入れることが可能なのだ。

トイブルームはこちら。

……そう、これは昔のカストーディアルが使っていたものである。東京ディズニーランド以外でも、昔はあちこちで使われていたが、今はあんり見かけることがない。まあ、たしかに、慣れていない人には使いにくいタイプではある。慣れてしまうと、一般的な箒のほうが使いにくく感じるのだが……。

現在カストーディアルが使っているものは、色が黒で、柄がプラスチックのものである。これは特注品のようなので、市販されていない。
朱色のトイブルームは、どうも生産が止まっているようである。ここで、みなさんが注文していただくと、生産が復活するかも……。

ちなみに、現在、東京ディズニーリゾートで使われているダストパンはこちら。

こちらも、実際に使われてるものはいくつか種類があるようだが、市販されているものは、こちら。

ところで、以前使われていた鉄製のダストパンですが、今もどこかで手に入れることができるのでしょうか。
ご存知の方、教えてください。

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カストーディアルとしてデビューするあなたへ その1

この春から、カストーディアルとしてデビューする人も多いはずだ。
そこで、まだデビューしていない人のためのアドバイスをいくつか書いていきます。

●日焼け止め
パーク内は雨の日でも、実は照り返しがつよく紫外線対策は必須です。日焼けを気にする人はどんなに天気が悪くても、きちんとケアを忘れないようにしましょう。

●靴擦れ
カストーディアルと男も女も革靴で歩き回ります。そのため、靴擦れを起こす可能性が高いです。
最近は靴擦れのケア商品もあるので、靴擦れしやすい人は注意してください。

●手のまめ
手……足もそうですが、トイブルームとダストパンをもっているうちに、手まめができてしまいます。とくに手の皮が薄い人は注意してください。バンドエードなどをもっていたほうがいいでしょう。もちろん、ストレッジにもありますけどね。

●小さなバッグ
ロッカーのあるところから、実際に働く場所までは距離があります。必要なものは持っていくわけですが、ポーチなど小さなバッグがあるといいでしょう。あまり大きなものはだめです。また、キャラクターが入ったものもNGなので、注意してください。

●ペン
ペンはわりと使いますので、必ず持っていてください。こちらも基本的にはキャラクター入りはNGです。

……持ち物関係はこんなところでしょう。
続いて初日の話。

●トイレの場所を覚えよう
配属されるエリアがわかったら、トイレやたばこ、電池の販売場所、どの店に何を売っているのか、覚えておきましょう。働いているうちに、いろいろと覚えていくとは思いますが、一番よく聴かれるのが、トイレとたばこや電池の場所です。あとは喫煙場所。早い段階で覚えておいたほうが、あとで楽です。

●パーク内のことを覚えよう
あんまり遊びに行ったことがなく、パーク内のことをよくわからない人はアトラクションやお店の名前を覚えるようにしましょう。
あとは、ベビー用品とか、香水やガラス製品など、特定の店でしか売っていない商品のことを覚えておくのもいいでしょう。
「ラーメン食べたい」とか、食べ物のことも訊かれるので、知っておいたほうがいいですね。
基本的には、先輩からよく訊かれる質問について、レクチャーがあると思うし、そんなことをブレイクの時間などに訊いてみるのもいいでしょうね。

●質問には丁寧に
ゲストからはいろんなことが質問されます。
新人なのですからわからないことばかりです。
場所を聞かれたらマップできちんと確認して、答えられないことがあったら……近くに他のキャストがいたらその人をつかまえて一緒に聞きましょう。
場所とか、主な商品の売っている場所はきっと配布される資料に書いているはずです。
説明しにくい場所だったら、「~のあたりにあります。わかりにくいところなので、そのあたりで、おそれいりますが、もう一度キャストにたずねていただければ……」という答えもありです。

……あとは、ほかのキャストとの関係について。

●あいさつ
キャストとすれちがうとき「おつかれさまです」というのが、礼儀です。カスト以外の違う職種の人でもそうです。といっても、相手が返してくれるとは限らないんですが……最初のうちはいえないかもしれませんが、少なくとも、いわれたときに、おなじように「おつかれさまです」と返すようにしましょう。

●ブレイク
休憩時間、ブレイクエリアに行って休憩します。ほかの職種の人もいますが、基本的にはそれぞれの職種ごとに固まっています。社員や先輩たちといしっょにお茶などを飲みながら過ごすことになるので、そこでいろいろと話を聞くのもいいでしょう。そういう場で親しくなっていきます。

●エリアでの立ち話
オンステージで、同僚や同期の人とお話をすることがあります。コミュニケーションや仕事の打ち合わせもあるので必要なのですが、ゲストから見ると、どうでしょう。
先輩などいろいろと聞いてください、とは書きましたが、一方でオンステージでの会話は、ゲストから見るとあまりよい感じには見えないので、なるべく短くお話をしましょう。
みっちりと訊きたい場合はバックステージか、仕事以外のときに。

……新人だからといって、ゲストからみれば同じキャストです。だから、何かを聞かれたとき、胸を張って、どうどうと対応しましょう。

以上、カストーディアルとなる新人の方への助言です。

エリアデビューし、初めて一つのエリアを任されたとき、だいたいの人は途方に暮れるはずです。新人にはとても広く見える自分ひとりの持ち場。そこをトイブルームとダストパンを持って、一人でうろうろしながら、ゲストに声をかけられたらどうしよう……みんな最初はおなじです。でも、一ヶ月くらい続ければ、もう立派なキャストとなっているでしょう。

ほかにももっと知りたいことがあるとは思いますが、これ以上はバッドショーなので(もう十分か)
きっと、わからないことだらけでしょうが、遠慮せずに先輩などにわからないことは訊いてください。
ここでいろいろと書きましたが、先輩に聞くのが一番です。

ネットや噂話に惑わされないでください。
先輩に聞くのが正しいんです。

最後に、デビューに不安な新人のみなさん、よろしければ、こちらをごらんださい。
笑い話ですので、他意はありませんけど。

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案外出費が多いカストーディアル

カストーディアルのコスチュームは昔と変わってしまったが、変わらない部分がある。
それは「靴」と「靴下」だ。
男女とも、靴は飾りのないノーマルな黒い皮靴、靴下は無地の黒いものとなっている。

こんな靴だ。

コスチュームは会社から貸与されるが、靴と靴下は自分で用意しなければならない。(ちなみに特殊な靴や靴下を使用するアトラクションキャストは、それらも会社から貸与される)
なお、雨の日に着用する長靴については貸与される。

……靴や靴下は「キャストショップ」でも推奨品が販売されているが、そこそこの値段なので、ほとんどのキャストは安いお店で購入している。市販のものでも無地のワンポイントなどの飾りのない黒い靴下、黒い、つま先などに飾りのない紐革靴であれば、よいことになっている。
この黒い皮靴、黒い靴下は、カストーディアルだけではなく、多くのキャストも使用する標準的なタイプだ。ただ、他のキャストとカストーディアルの違いは、靴の消耗が激しいということである。
週5日で働いている人であれば、1か月もすると、「隙間」ができて、雨の日などは水が靴下にしみてくる。そのうちぼろぼろとなって交換しないといけなくなるのだ。
3か月……半年くらいだろうか。キャストたちはなんとか、靴を使い続けようと、靴底にガムテープを貼ったりしてごまかすのだが、表面の劣化はごまかしきれない。
キャストであり、靴もまたコスチュームの一部である以上、あまりひどい場合はオンステージに出ることを許可されない場合があり、あわててキャストショップへ買いに走ることもある。

また、革靴のため、新品は足に合わないことも多く、足が豆だらけになって苦痛をがまんしながら仕事をすることもある。スイーピングはうまいのに、妙にゆっくりで足取りがぎこちなく、一方で靴が新品のカストーディアルを見かけたら、きっと足が痛いのだろうと思ったほうがよい。

バックステージには靴墨も用意されており、キャストたちはこまめに靴を磨き、オンステージへと出ていく。
ただ、やはり毎日歩き続けるため、多くのカストーディアルの靴は、けっこうボロボロである。しかし、この文章を読めば、その理由がわかってもらえるだろう。

カストーディアルは思ったよりも、必要経費がかかる仕事なのである。

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